【1年目】基礎を身につけます
基本的な看護知識・技術の習得をします。「患者様に寄り添った看護」ができるように、学習の機会を多くつくっています。六ヶ月で「病態生理」、1年で患者様の「生活史」をまとめる発表会を行っています。プリセプターが1年間担当し、気軽に相談できる先輩がたくさんいます。
先輩ナースより
研修の機会は多く、一人の患者さまについて学ぶ病態生理が特に印象的です。患者さまの全体を把握することの大切さを学び、看護の振り返りができます。悩んでいる時には、先輩方から手紙をいただいたり、話を聴いてもらって支えられました。
【2年目】チームリーダーとして頑張ります
患者様の状態を的確にとらえ、救急時には連携をとってすばやく対応できる学習を深めます。「患者様の立場に立った看護」が実現できるような研修への参加や、症例研究を行います。チームリーダーとして活躍できるように努力しています。
先輩ナースより
看護師2年目となり、基礎知識、技術から、患者さま一人一人に合った看護を、在宅、入院、退院後の生活に目をむけ、全体的に看護できるように努めています。また2年目は、症例発表を通し、患者さまの立場に立った上で、看護師として何ができ、何がその人にとって適切であるのか、実際に計画実施、評価をしていきます。先輩方や、他の医療スタッフの方々の意見を聞きながら、自分の看護観を広げ学んでいます。
【3年目】地域へ目を向けていきます
保健大学の見学参加や班会での講師、健康まつりなどの行事へ積極的に参加して、医療生協をより深く理解し、組合員とともに活発な活動を展開していきます。プリセプターシップの学習を行います。
先輩ナースより
組合員さんと共に、健康についての学習をする研修があり、地域の中での健康つくりの大切さや難しさ、また共に考えていくという楽しさを学びました。個人としての健康は様々で患者さまのニーズを考えていくことを今後も心掛けていきたいです。
【4年目】継続看護を学びます
視野を広げ、地域看護を深く学ぶために、診療所と訪問看護ステーションの研修を行います。保健大学や班会では講師として活躍し、保健予防教育活動に力を入れます。リーダーシップを学ぶ研修を計画します。
先輩ナースより
地域看護を学ぶため、保健大学の講師を行いました。病院に来る患者さまだけではなく、在宅での予防から看護師としての役割があり、それはとても重要であることを学びました。病院内だけではなく、地域にも目を向けることが大切だと思いました。
【5年目~9年目】リーダーシップを発揮し、広い視野に立った看護します
リーダーシップを発揮して、チームの中心となって「安全・安心・納得のいく医療・看護」を目指します。自らが研究テーマを持ち、積極的に学習していきます。看護研究に取り組み、院内外へ発表をします。また、職場の中堅として求められる能力を高めるとともに、地域社会へも目を向けて医療情勢を学び、広い視野に立った看護ができるような研修を行います。より良い看護を提供するために、業務改善の検討を中心となって担います。
【10年目以上】自信と確信を持って生き生き看護をします
今まで行ってきた看護に自信を持ち、患者様一人一人からの学びを大切にして、後輩の育成に積極的に力を入れます。事例検討を大切にしていきます。「あたたかい、心の通う、質の高い看護」を実践していきます。
先輩ナースより
つい先日、看護学校を卒業したように思いますが、時は早いもので、私も3児の母となりながら育児と看護師を両立させています。これも、師長を始め、スタッフの温かい協力があるおかげだと思っています。日本では、看護師の資格は一度取ってしまえば、永久ライセンスなのですが、10年一昔というように、医学・看護学は日々変化し進歩しています。また人間はロボットではないので、一度学んだことでも、繰り返し学んでいかなければ、すぐに忘れてしまいます。日々の業務の中で疑問に思った事を放置せず、解決していく事と、セミナーなどにもなるべく参加して最新の医療を学び、看護の幅を広げていけたらと思っています。そして、患者さまが「戸塚病院で受診してよかった」と思って下さるような温かい看護を提供できるよう日々心がけて」います。