戸塚病院は、「安心してかかれる医療機関がほしい」という住民の要求で、1953年戸塚町に診療所として設立しました。その後病院となり、1987年に汲沢町へ移転しました。現在は95床で病院の規模としては小さいですが、健診による予防活動から、外来・入院・在宅まで幅広く医療活動を展開し、地域の中で安心して暮らせるよう1人ひとりの患者様に向き合ってきました。
患者の立場に立ち、患者の要求から出発し、患者とともにたたかうという3つの視点を重視し、安全・安心できる看護、生活と労働から疾病を総合的にとらえることができる看護、そして、人権を尊重し行動できる看護などを提供できるスタッフの育成を目指しています。
新卒からベテラン、また、ママさんナースも多いので、個々のライフスタイルに合わせた勤務をお互いに受入れながら私自身も患者様へ向き合う姿勢と同様に1人ひとりのスタッフにも向き合うようにしています。
日々あきらめない看護をすることで、看護の可能性を一緒に広げていきませんか。
戸塚病院総看護師長
佐々木栄津子
患者さまの生命と権利を大切にし、あたたかい、心の通う、質の高い医療・看護を提供します。
入院患者さまの退院前・退院後家庭訪問を実施し、退院した患者さまが快適に療養できるよう住宅環境、介護状況などを把握したうえで、的確なアドバイスをしていきます。
安心・安全な医療をめざし、医療安全委員会・院内感染対策委員会・褥瘡対策チーム会議・倫理委員会を設置しています。インシデントレポートの報告の徹底、リスクマネージャーの配置、ミス・ニアミスの分析や業務改善策などを検討し、医療の質の向上に取り組んでいます。
疾患だけをみるのではなく、患者さまの背景をとらえ、その患者さま全体を把握したうえで、医療を実践していきます。他職種のスタッフが意見交換を行い、患者さまに最適な医療・看護を追及しています。年4回行う全職種参加の症例検討会では、必要に応じて地域の医療・福祉・介護の方々に参加していただき、各々の立場で意見交換をしています。
戸塚病院は医療生協の病院です。私たちは医療生協の組合員に支えられて医療活動を行ってきました。組合員は出資者、利用者、運営者となり、意見・要求をだし、病院スタッフとともに作りあげるという、みんなの病院をみんなで作るしくみで成り立っています。患者さまの意見を反映させ、患者さまが必要とするときにはいつでも、すぐに役に立てる、そんな病院であり続けたいと考えています。
当院外来は、内科・外科・整形外科を主とし予約制で眼科・泌尿器科・神経科を診察しています。
又、在宅診療も行っております。
地域の方々に必要とされる地域に根差した、病院の顔として日々頑張っています。
外来スタッフは現在22名、20代~60代の幅広い年齢層でもちろん子育て中のスタッフもたくさんいます。
「お互い様」という精神に助けられとても働きやすい職場環境です。
2階病棟は、地域がら高齢の患者様が多い中でもリハビリ目的で入院されているためとても活気があります。
寝たきりの患者様であっても、生活リズムを保てるよう計画的に日中起きていただき、ベッドサイドのリハビリが実施されています。
スタッフの年齢層は幅広く子育てしている方も多くいます。
明るくアットホームな雰囲気の中、患者様に寄り添った看護を提供しています。
3階病棟は、外科・整形外科・一般内科の混合病棟で病床数は54床です。
病院が見晴らしのいい高台に建っているため特に3階病棟から見える富士山は絶景と入院患者様からも評判です。
職員は20代前半の看護師から60代のベテラン看護師まで幅広い年齢層のスタッフが活躍しています。
子育てしながら長く勤め続けてきた先輩方に支えられ、中堅看護師の力を発揮しています。
病棟の特性上、手術・検査・緊急入院などの対応など日々めまぐるしく忙しい毎日ですが、患者様の生命と権利を大切にし、あたたかい心の通う質の高い医療・看護を提供できるよう仲良く楽しく働いています。